works仕事を知る

築館クリーンセンターは1日最大120トンの処理能力を持つ、大規模総合焼却施設です。ここでは様々な種別の廃棄物を安全に処理する能力を備えており、東日本大震災で発生したがれきの処理では当社の技術力が貢献しました。
さらに、焼却後の燃え殻やばいじんは、高清水エコプラザにて土木資材としてリサイクルされる「マテリアルリサイクル」に。また、焼却炉の冷却時に発生した温熱は農業ハウスで活用する「サーマルリサイクル」など、地域の活性化や循環型社会に向けた取組みを実践しています。

重機オペレーター

重機オペレーター

第1工場に持ちこまれた廃棄物は産業廃棄物(建設系の木くずやがれき、廃油、汚泥など)、特別管理産業廃棄物(医療系廃棄物など)、特定有害産業廃棄物、行政から委託された一般廃棄物など様々な種類があり、それぞれに応じた保管・処理が行われます。保管ヤードに受け入れた木くずや廃プラスチック類などの廃棄物はプラットホーム内、又はごみピットでフォークリフトやバックホーショベルなどを使って分別、かき分け、破砕作業が行われ、処理後に焼却炉内へと投入します。これら重機のオペレーションを行うためには特殊免許が必要ですが、入社後に取得ができます。

操作オペレーター

操作オペレーター

廃棄物を焼却炉へと安全に移す作業はオペレーションルームで行われます。この作業を行なっているのが装置オペレーターです。工場は24時間体制で稼働しているため操作室ではスタッフがシフト制であたり、各工程の状況を把握。常に焼却炉の状況に気を配りながら作業が進められています。

装置オペレーターは単に廃棄物を移動するだけでなく、各工程の流れや装置についても熟知する必要があり、工場内の保守点検も含めた業務を日々行います。

試験オペレーション

試験オペレーション

一般的に廃棄物は焼却後に残った燃え殻やばいじんを埋立処理していますが、当社の高清水エコプラザでは、第1工場にて焼却後に生じた燃え殻やばいじんを再生処理して、埋立処分場の不足解消や資源の循環利用に貢献しています。燃え殻やばいじんは異物の除去を行った後、セメントや砂、水、無害化処理剤をミキシングして造粒固形物とし、固化させて再生路盤材に生まれ変わります。高清水エコプラザの試験室では、これら原料の品質や製品の無害化を確認するための検査を日々行っています。製品の安全性を守り、環境汚染を防ぐ大切な仕事です。

営業

営業

県内最大規模の焼却施設を持つ当社は、宮城県はもとより関東圏の産業廃棄物も受け入れています。その多くは民間企業の産業廃棄物が中心ですが、とりわけ大規模自然災害が多発する昨今では、自治体の処理能力を超える量の災害がれきが発生し、処理要請が増加しています。人の生活がある限りゴミは発生し続けます。それらをいかに環境に負荷をかけずに処分し、再資源化を進めていくかが重要です。また、企業活動により地域を活性化することも私たちに課せられた社会的使命です。そのために営業部のスタッフは企業や行政、地域の皆さまのニーズをつなぐ架け橋として日々務めています。

総務・事務

総務・事務

総務部で行う事務作業は廃棄物の受付業務や契約業務といった外部対応の業務のほか、経理や人事、雇用、労務管理といった社内業務などがあります。
さらに、当社では第1工場の焼却熱を利用した農業ハウスや食品製造工場などを社会福祉法人で手掛けるほか、地域の方々にご利用いただける温泉施設の運営なども行っており、総務が携わる仕事は多岐に渡ります。これらの事業は焼却施設から出る熱利用が基軸となって展開していますが、地域の皆さまへの貢献や活性化を目指したものである点では、全て一つの輪でつながっています。